これまでの記事で紹介した商品の多くは¥1,000〜4,000円台でしたが、クレンジングには¥6,000〜9,000円台という、明らかに一段高い価格帯の商品も存在します。同じ「メイクを落とす」という機能なのに、なぜこれほど価格差があるのか。今回はSK-IIとシュウウエムラという、デパコスクレンジングの代表格2商品を比較し、価格に見合う体験が得られるのかを実レビューから検証します。
✔︎ この記事でわかること
- ¥6,270と¥9,350の高額系クレンジング2商品が、なぜこの価格なのか
- 総額と100mLあたりでは、高いほうが入れ替わること
- 「W洗顔不要」と表示している商品と、していない商品があること
- 気になる口コミが、どの★のレビューに書かれていたか
先に結論
- 洗い上がりのスッキリ感を重視するなら … SK-II フェイシャル トリートメント クレンジングオイル
- メイク落ちの良さとつっぱらなさを重視するなら … シュウウエムラ アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジングオイル
選んだ理由と、気になる口コミの傾向は各商品のセクションに書いています。
比較表
| 画像 | 商品名 | 価格帯 | 評価 | レビュー数 | ブランド | 特徴成分 |
|---|---|---|---|---|---|---|
リンク | SK-II フェイシャル トリートメント クレンジングオイル | ¥9,350 | 4.3 | 53件 | SK-II | ピテラ™配合 |
リンク | シュウウエムラ アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジングオイル | ¥6,270 | 4.5 | 992件 | shu uemura | スキンケア成分約94%配合 |
※価格・評価は2026年8月11日時点の値です。Amazonでは、香りやサイズ違いのレビューが1つにまとめて表示されます。この2商品のうちシュウウエムラがこれに当たり、評価とレビュー数には別の香り・サイズに付いた投稿が含まれます。この記事で引用しているのは、掲載しているアルティム8∞ 150mLに付いた投稿だけです。
この比較の作り方
- データ取得日:2026年8月11日
- 対象:クレンジングの高額帯2商品(¥6,270と¥9,350)
- 母数:2商品のレビュー総数 1,045件
- 比較した軸:メイク落ち/W洗顔不要という表示と実際の使われ方/100mLあたりの価格
- 除外したレビュー:配送・梱包・ショップ対応、価格の安い高い(出品が変わると成り立たないため)
商品ラインナップ
SK-II フェイシャル トリートメント クレンジングオイル
なぜこの価格なのか:評価4.3、レビュー53件。クレンジングオイル部門65位。SK-IIの独自成分「ピテラ™」を配合したクレンジングオイルです。商品名と商品説明に書かれているのはメイクや日焼け止めを落とすところまでで、W洗顔不要にあたる表示はありません。250mLで¥9,350、100mLあたり約¥3,740という価格帯です。
良い口コミの傾向:「こちらの品は10年くらい愛用してます」「洗い流した後のスッキリ感も変わらずでした」(★5・同じ投稿)という長く使っている人の声と、「使用感はとてもなめらかでモチモチの肌になる」(★5)という洗い上がりへの満足が中心です。「更に使い続けると肌のザラザラ感が消えてきたように思います」(★5)という声も見られました。
気になる口コミの傾向:本文まで書かれた低い評価は1件だけで、商品の使い心地には触れていません。使い勝手についての指摘は★4のレビューに集まっています。目立ったのは洗い上がりのぬるつきで、「洗った後は、普通にヌルヌルするので、石鹸等でダブル洗顔した方が良いとは思います」(★4)という声があり、同じ投稿者は「この専用オイルも、洗った後ヌルヌルが残るので、石鹸だと何度か洗う必要があります」とも書いています。テクスチャーがゆるい点への指摘もあり、「洗っている最中に手をつたって肘まで流れていきます。これがめちゃくちゃストレスです。」(★4)という声や、「やはりミルク系等と比べると乾燥はします」(★4)という感想が出ていました。落ち方については、SK-II自身の日焼け止めを落とす場面で「僅かな湿気で被膜成分の落ちが悪くなり、被膜感が何日も残り」(★4)という報告がありました。
価格に見合うか:長く愛用しているという投稿が多く、洗い上がりのスッキリ感や肌のなめらかさへの評価が中心です。気になる点として挙がっていたのは、洗い上がりのぬるつき、テクスチャーのゆるさ、日焼け止めが落ちきらない場面などでした。
シュウウエムラ アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジングオイル
なぜこの価格なのか:評価4.5、レビュー992件。クレンジングオイル部門10位。独自の洗浄テクノロジーとスキンケア成分約94%を配合し、クレンジング後のスキンケア成分の浸透量アップをうたう処方です。商品名と商品概要に、W洗顔不要と表示されています。150mLで¥6,270、100mLあたり約¥4,180という価格帯です。
良い口コミの傾向:「評判通りメイク落ちがとにかく素晴らしく、するんと綺麗に落とせます」(★4)、「オイルクレンジングだけど、ベタつかなくて丁度いいくらいに肌がしっとりします。メイクもしっかり落とせて使い心地も良いです。」(★5)という、メイク落ちと洗い上がりのつっぱらなさを両方挙げる書き方が中心です。長く使っている人の投稿もあり、「このクレンザーはもう長い間愛用。アイメイクも少量で落ちるのでこのクレンジングしか使えません。」(★5)、「リニューアル前から長年使用していました。」(★5)という声が出ています。
気になる口コミの傾向:使用感への不満は、テクスチャーのゆるさと落ち方に集まっています。★3のレビューには「肌に乗せてみたところ、2~3プッシュでは汚れが落ちませんね。4~5プッシュは必要かもしれません」「思ったより、汚れが落ちづらかったですね」とあり、規定の量では足りないと感じた人がいます。★4でも「サラッとしたテクスチャーなので、指の隙間からこぼれ落ちやすく、ポンプを押す力加減には注意が必要です」と書かれていました。肌との相性を挙げる人もおり、★3では「脂性肌にはあまり向かないかも」、★1では「自分は肌に合わず、肌がボロボロになりました」という報告が出ています。香りについては★4に「臭いが殺虫スプレーの臭いです」という投稿もありました。W洗顔不要という表示については、★4に「公式ではダブル洗顔不要となっていますが、私はオイル特有のぬるぬる感が少し苦手なので、いつも通り別で洗顔料を使っています」という投稿がありました。
価格に見合うか:メイク落ちの良さと、洗い上がりがつっぱらないという投稿が多く、長く使い続けている人の声も出ています。気になる点は、必要なプッシュ数、テクスチャーのゆるさ、肌や香りとの相性に分かれていました。
総額と100mLあたりでは、高いほうが入れ替わる
総額で見ると、SK-IIが¥9,350、シュウウエムラが¥6,270で、SK-IIのほうが¥3,080高くなります。ただし容量が違い、SK-IIは250mL、シュウウエムラは150mLです。
100mLあたりに直すと、SK-IIが約¥3,740、シュウウエムラが約¥4,180になります。今度はシュウウエムラのほうが約¥440高く、高いほうが入れ替わります。総額で高いのはSK-II、100mLあたりで高いのはシュウウエムラです。
ただし、100mLあたりの金額が示すのは、同じ量を使ったときの差です。1本がどれだけ持つかは1回に使う量で変わるので、この数字がそのまま買い替えの間隔になるわけではありません。使う量については、シュウウエムラの「気になる口コミの傾向」に、プッシュの回数に触れた投稿を挙げました。
「W洗顔不要」と書いてある商品と、書いていない商品
2026年8月30日と31日に、2商品の商品ページでメーカーの記述を確認しました。「W洗顔不要」を書いていたのは、シュウウエムラのほうです。商品名に「ダブル洗顔不要」と入っていて、商品概要の末尾には「W洗顔不要で時短ケアも可能に。」とあります。商品の説明には「W洗顔は必要ですか?」というメーカー側の項目も立っています。
SK-IIのほうには、この表示が見当たりませんでした。商品名・「この商品について」・トップハイライト・メーカーによる説明・商品画像・Q&A欄を順に確認しましたが、メーカー側の記述に「W洗顔不要」も「ダブル洗顔不要」もありません。書かれているのは「メイクの汚れ、日焼け止めもすっきりと落とし、マスカラなどのポイントメイクまでしっかり取り除きます」という落とし方までで、そのあと洗顔が要るかどうかには触れていません。
レビューの書き方にも、この違いが出ています。シュウウエムラでは、公式ではダブル洗顔不要となっているが自分は別で洗顔料を使っている、という★4の投稿がありました(商品セクションに引用しています)。表示を知ったうえで、それでも洗うという書き方です。シュウウエムラでダブル洗顔に触れた投稿は、2025年までは不要で助かるという内容だけでした。表示どおりにはならなかったという投稿は、2026年に入ってから出ています。
SK-IIのほうにも、洗い上がりのぬるつきを理由に石鹸で洗っているという★4の投稿があります。こちらも商品セクションに引用したものです。ただしこちらは、表示への感想ではありません。自分の手順としてそう書いています。
同じ高額帯のクレンジングオイルでも、そのあと洗顔料を使う前提かどうかは商品によって違いました。
同じ4点台でも、点数の集まり方が違う
2商品とも4点台の評価ですが、その点数がどこから来ているかは違いました。以下は2026年9月8日に、本文まで書かれた投稿を数えたものです。
SK-IIで本文まで書かれている投稿は40件で、そのうち29件に「Amazon Vine 先取りプログラムのレビュー」という表示が付いています。Amazonの説明では、招待されたレビュアーが商品を無料で受け取って書いたものです。シュウウエムラは71件のうち17件でした。
投稿の時期も違います。SK-IIは40件すべてが2025年2月23日以降のもので、そのうち30件が2025年2月から5月までに書かれたものです。(2月23日から約1週間で9件)それ以降の1年余りで書かれたのは4件だけでした。シュウウエムラは2023年12月から2026年9月まで、毎年投稿が続いています。
低い評価の中身も違います。SK-IIでは、★1から★3のレビューに商品の使い心地が書かれていませんでした。使い勝手についての指摘は★4と★5の中にあります。商品セクションのSK-II側に(★4)が並んでいるのは、その結果です。シュウウエムラのほうは、★1から★3にも使い心地についての投稿があります。
引用に星の数を添えているのは、低い評価の中で言われていることなのか、高い評価をつけた人が書き添えたことなのかを、区別できるようにするためです。
まとめ
どちらの商品にも、長く使い続けている人の投稿がありました。一方で、気になる声の中身は分かれています。SK-IIでは洗い上がりのぬるつきとテクスチャーのゆるさ、シュウウエムラでは必要なプッシュ数と肌との相性が挙がっていました。
総額と100mLあたりで高いほうが入れ替わること、そして「W洗顔不要」の表示が片方にしかないこと。同じ高額帯のクレンジングオイル2本でも、並べてみると条件はそろっていませんでした。価格も容量もメーカーの表示も商品ページに載っているので、買う前に見比べられます。
もっと手頃な価格帯を検討したい場合は、売れ筋7商品を比較した記事も参考になります。
ひでの一言
「W洗顔不要」と書いてあったのは、シュウウエムラのほうでした。SK-IIのほうは、商品名にも商品説明にも、その言葉が出てきません。メイクや日焼け止めを落とすところまでは詳しく書いてあるのに、そのあと洗顔が要るかどうかには触れていないのです。レビューを見ると、どちらの商品にも、自分は別で洗顔していると書いた人がいました。ただしシュウウエムラのほうは不要と書いてあるのを承知で洗っていて、SK-IIのほうはもともと表示がありません。同じように別で洗っていても、この2商品では前提が違います。W洗顔がいるかどうかは使ってみないと分かりませんが、メーカーがどう書いているかは、買う前に商品ページで読めます。
— ひで
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SK-II フェイシャル トリートメント クレンジングオイル / シュウウエムラ アルティム8∞ スブリム ビューティ クレンジングオイル
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